京都きもの市場 銀座店リニューアルオープンイベント

12月10日、京都きもの市場 銀座店様が、デイム銀座ビルから銀座4丁目へ移転されました。
そのリニューアルオープンをお祝いすべく、代表西川喜優先生がオープニングエキシビジョンとしてご招待をいただき、日本舞踊を披露いたしました。

また、銀座店の店長 菅野様とオープニングセレモニーとして、ミニトークショーも行われましたので、その模様をお届けしてまいります。

大和楽「羽衣三番叟」(やまとがく  はごろもさんばそう)

大和楽は、邦楽の中でも昭和初期に誕生した比較的新しいジャンルです。
「羽衣三番叟」は振付がなかったので、今回用に喜優先生が振付をされたそうです。

鈴が置かれた三宝を持って厳かに登場。
淡いグリーンに松のお着物が晴れやかです。

スペースが限られておりましたが、時にくるくると回ったり、まさに羽衣をまとった天女が舞い降りたようで、優雅でおめでたい雰囲気が溢れていました。

踊りの後、お客様の座席に歌詞を置かせていただきましたので、少し解説。
鈴を振る振りがありますが、神様へのご挨拶、そしてお祓いをして福を呼ぶ意味があるそうです。

「銀座店様の繁栄、そしてご来場の皆様の長寿、健康を祈念して披露させていただきました」。

 

ミニトークショー

今回のリニューアルオープンのテーマが「拓く(Hiraku)〜その先へ〜」。
ここ2年ほどはコロナの影響もあり、どの業界も大変な苦労があったと思いますが、お互いの「拓く」とはをテーマに語っていただきました。

菅野店長
今日は大安ということで、お天気にも恵まれ良いスタートがきれたと思います。皆様、本当にありがとうございます。
自分は銀座でも最年少といえるほどの若い店長と思います。
着物界は、職人さんの高齢化だったり、物づくりが厳しくなってきたりというのはありますが、作り手の方々の思いや声を直接聞いてきました。またコロナで着物を着る機会がなくなってしまったというお客様の声もお聞きします。では自分たちにできることは何だろうと常に模索しながらですが、前に進んで開拓していきたいと思っております。

喜優先生
踊りを教えてくれる先生、習ってくれる門下生、見てくださるお客様、お着物やカツラなど作ってくれる職人さん、そして販売してくださる方々などがいてくださって成り立つ世界。どこが欠けてもダメなんですよね。
拓くというのは、変えなきゃいけない所は変えるけれども、芯はぶれずにつなげていくことなのかなと思っています。

質問コーナー

◆スタッフ様から:演目に合わせて、装いはお決めになるんですか?
喜優:そうですね、今回はおめでたい縁起を担いで、松の着物と金の帯にしました。もちろん京都きもの市場さんで購入したものですよ。(店長:ありがとうございます!)
舞台用のはその演目用のお衣装になります。かなり重いうえにカツラも付けるのでかなりの重さになります。

◆菅野店長から:初歩的な質問ですが、演目によって踊りは決まっているものですか?それとも自分で作ってしまってよいのでしょうか?
喜優:決まってるものもたくさんあります。でも振付がなくて、今回のように自分でつけられるものもあります。

◆スタッフ様から:店長の決意表明をお願いします笑
菅野店長:新店舗って生まれ変わる意味合いがあります。
インターネットのアンテナショップとして始まりましたが、店舗にはまた選りすぐりの厳選された商品が置けるようにしたいと思っています。
一番目指したいのは、お客さまが「これ良かったな〜」と本当にほしかったものに出会ってお帰りいただく、「あそこにはいつも私の好きなものがある」と思っていただけるようにしていきたいです。
それから本日、西川先生に来ていただいたように コロナも落ち着いてきたら、職人さんなどもお呼びして、和文化に触れていただけるような、お客様に喜んでいただけるイベントを毎月行なっていきたいと思っております。4丁目は夢だったので、その期待に応えられるように、末永く皆様に来ていただける店舗にしていきたいと思っております。

最後に、ご来場のお客様も皆さん素敵なお着物でいらしていたので、許可をいただき、記念撮影をさせていだきました。
その際、喜優先生の「ポージングレッスン」が行われ、このような素晴らしい写真となりました。

銀座店では、リニューアルオープン記念特別催事12月10日から25日まで開催されております。(詳細はこちら→京都きもの市場 銀座店
新しい店舗はとても美しく、スタッフの皆様も素敵な笑顔とご挨拶で迎えてくださり、活気に満ちています。わくわくする催し物が目白押しです。皆様もぜひ足をお運びいただき、着物ライフをより充実していただければと思います。

京都きもの市場 銀座店様の、益々のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

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